
「そう気を張るな。生きているんだ、なんとでもなるさ」
Welgarge Fineslioritule Quartet
No.
1997
名前
ウェルガージ=F=クロチェット
種族
人間
職業
シャンディル新王国軍黒騎士団副団長
通り名
ウェルガ、吸血男爵
出身地
シャンディル新王国
現在地
シャンディル新王国
属性
中立
レベル
58
性別
男
年齢
34歳
誕生日
3月6日
身長
179cm
体重
69kg
髪色
紫
瞳色
紫
家族構成
両親・弟・妹(死去)
性 格
典型的な世話女房で、気遣い上手な縁の下の力持ち。忠義や形式に縛られすぎない柔軟な思考を持ち、誇りや面目よりも現実的な利益や人命保護を優先する。暗い感情を表に出すことは少ないが仲間への親心にも似た愛着と責任感は強く、良くも悪くも真面目すぎて危ういところのある黒騎士団の行末を誰よりも案じている。
人称
おれ / おまえ、君 / あいつ / 呼び捨て
趣味
遠乗り、チャリオット、料理
好き
愛剣、旅、世話焼き、雨、雪、流行品、ハーブティ、オニオンスープ
嫌い
煙草、死に急ぐこと、湿気、蜘蛛
得意
剣術、紅茶を淹れること、手品、料理
苦手
女性に触れること、背後を取られること、首飾り
ストーリー
経歴
かつて騎士王ゼルフィルダスに剣を向けた暗殺者の末裔であるクロチェット男爵家の長男。
家の血塗られた歴史と、戦場で幾度となく致命傷を負いながらも退かない姿から「吸血男爵」と呼ばれている。
クロチェット家は王家への絶対的忠誠を示すため、代々ただ一人の後継者のみを残す過酷な家法を守り続けてきた。ウェルガージも幼少期から騎士としての教育と厳しい武術訓練を受け、成長後は黒騎士団に入団。冷静な判断力と高い剣技により頭角を現し、副団長の地位に就いた。
しかし解放戦争の最中、反乱軍に加わった弟と妹を忠義の証として斬ることを命じられ、結果として弟を自らの手で討つことになる。
戦後、少女王の即位によりシャンディル新王国が成立する中で、ウェルガは黒騎士団に留まることを選んだ。
詳細
◆クロチェット家
クロチェット家は、ゼフィル王国初期において騎士王ゼルフィルダスの暗殺に失敗した暗殺者の一族を祖とする、特異な来歴をもつ。
その祖は戦国時代に名を馳せた部族の生き残りであり、国家統一後、最後の誇りを賭して騎士王に一対一の勝負を挑んだ。勝敗にかかわらず自害する覚悟であったその申し出は、周囲には受け入れられず、彼は暗殺者として捕縛された。しかし事情を知った騎士王ゼルフィルダスは彼を処刑せず、「勝負ならいつでも受ける。ただし命を捨てることは許さない。己が敗れたならば、剣を捨て、騎士として国に尽くせ」と約束したという。
結果は騎士王の圧勝であったが、約束は守られ、祖は男爵位を与えられ、以後クロチェット家は王家に忠誠を誓う騎士の家系として存続することとなった。
しかし「王に剣を向けた家」であるという事実は消えず、世間の警戒と不信は代々クロチェット家に付きまとい続けた。
その中で生まれたのが、家の力が二度と王家の脅威とならないようにするための家法だった。
一代につき最も優れた男子のみが爵位を継ぎ、それ以外の血縁者は命を絶つ。爵位の派生も、領地拡大も、家の繁栄も拒み、ただ忠義だけを示し続けるための過酷な掟は、代々破られることなく守られ続けてきた。
◆兄弟
ウェルガは家の掟を背負う長男として生まれ、幼い頃から徹底した武術教育を受けて育った。
7歳になったばかりの頃、誘拐事件により一時行方知れずとなった時期がある。生死不明の状況が続き、家を継ぐ者がいない現実を突きつけられた両親は、次男イゼルクを代用品として意図的にもうけた。
ほどなくしてウェルガは無事に家へ戻ったが、この事実はやがて兄弟の心に言葉にならない違和感と距離を残すことになる。さらに成長の過程で、両親が自身を巡って口論する姿を幾度も目にしてきた。そのため「空気を読む」「自分が波風を立てなければ家は保たれる」という思考を身につけ、温厚で聞き分けのよい少年として振る舞うようになる。これが常に周囲の空気を読み気遣いを優先する今の性格の原点となった。
◆失踪
15歳の時、ウェルガは再び失踪する。この失踪は約2年に及び、その間彼はシャンディルの外を転々とする生活を送っていた。
外の世界で彼が目にしたのは、王国の価値観が絶対ではないという現実だった。国によって正義は異なり、忠義もまた形を変える。家や身分に縛られず生きる人々の姿は、少年に強い衝撃を与えた。
17歳で帰郷したウェルガは、それまでの作られた笑顔ではなく、自然に笑う青年へと変わっていた。家や国に疑問を抱きつつも、感情的に反抗するのではなく、自分にできる形で向き合おうとする姿勢は、この経験によって育まれた。
◆弟との決闘
成長した弟のイゼルクは、やがてクロチェット家の掟の存在と、自らがいずれ死ぬ運命にあることを知る。
彼には恋人がいた。彼女を置いて死ぬ未来を受け入れることができなかったイゼルクは、兄を殺して自分が家を継ぐ決意を固め、すべてを兄に打ち明けた上で正々堂々と勝負を挑んだ。
ウェルガは弟の覚悟を受け止め、剣を捨て、すべてを委ねる道を選ぶ。弟に恋人がいるのなら、自分が死んでも弟は独りにならずに済むと考えたからだ。しかしイゼルクは、最後の最後でどうしても兄を殺すことができなかった。この出来事を経て、彼は「兄を殺して幸せになることはできない」と悟り、兄への複雑な感情をようやく整理することになる。
◆忠義の証
ほどなくして反乱軍の蜂起により解放戦争が始まり、両親は戦火の中で戦死。
イゼルクと妹シャリエが解放軍へ合流したことを皮切りに、クロチェット家への疑念は急速に高まり、王国軍上層部はウェルガージに忠義の証を求めた。捕らえられたイゼルクとシャリエが彼の前に差し出され、「この二人を斬れ」と命じられる。
葛藤の最中、イゼルクは自ら妹を斬り、先王に斬りかかった。その瞬間、ウェルガージは咄嗟に剣を振るい、弟を斬った。こうして彼は副団長としての信用を辛うじて取り戻すが、同時に取り返しのつかない喪失と罪を背負うことになる。
戦後、解放戦争は終結し、少女王の即位によってシャンディル新王国が成立した。多くの者が去り、新たな道を選ぶ中で、ウェルガージは黒騎士団に留まることを選んだ。守るべき仲間と、愛してきた王家、その両方がまだこの地にあると信じたためだった。
◆聖剣〈エルティアリ〉
聖剣〈エルティアリ〉は、「蒼の姉妹」と呼ばれる聖剣のうちの三女であり、永続的な癒しの力を持つ。銀髪と明るい蒼の瞳をもつ二十歳前後の女性の姿で現れ、所持者を守護する精霊が宿っている。
エルティアリの癒しは肉体に及ぶものであり、疲労や傷を確実に癒すが、精神の傷を癒すことはできない。彼女はウェルガが自らを犠牲にする性質を理解しているが、それを止める権利を持たないため、叱責も慰めもせず、ただ傍に在り続けている。
小ネタ
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能 力
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装備品
黒騎士鎧、聖剣<エルティアリ>、ひびの入った手鏡、枯れた押し花、古いオルゴール
スキル
《血誓残光》
致命傷を負っても即座に戦闘不能に陥らず、一定時間行動を継続できる。
これは超常的な不死性ではなく、痛覚や恐怖を極限まで抑制する精神性によるもの。傷そのものは実在し、後から反動が訪れるため連続使用は危険だが、本人は聖剣の力を信じて自覚的にこの性質を利用しており、自分が立っている限り仲間を死なせないという覚悟を体現したものとなっている。
戦術
防御と前線維持を主軸とした極めて実務的な戦術を取り、敵の攻撃を引き受け、味方が動ける時間と空間を作ることを最優先する。無駄な突撃や名誉を誇る行為を嫌い、撤退や持久戦も選択肢として躊躇なく採用しながら戦況全体を冷静に把握し、最小限の犠牲で勝利、もしくは敗北を受け入れる判断力を持つ。結果として傷を負うことが多く、その姿勢が部下からの信頼につながっている。
人間関係
傾向
[ 家族 ]
家族という存在に対し強い愛情と同時に深い罪悪感を抱いており、それが自己否定の要となっている。家は本来守るべき場所でありながら、彼にとっては命を奪い合う制度でもあった。だからこそ血縁=家族ではなく、たとえ壊れてしまったとしても否定されるべきではないものだと考えており、失った家族を美化することも忘れることもせず、ただ静かに抱え続けている。
[ 親交 ]
人当たりが良く、相談役や調整役として頼られることが多いが、自分から深く踏み込むことはほとんどない。必要以上に距離を詰めず、相手の領域を尊重する一方で、見捨てることも決してしない。黒騎士団内では年齢や階級を問わず信頼されており、とりわけ追い詰められた者から強く慕われる傾向がある。ただし自分自身の弱さを打ち明けることは稀で、常に支える側に立つ。
[ 恋愛 ]
恋愛感情そのものは否定していないが、自分が誰かの人生を共に生きる資格があるとは考えていない。そのため好意を抱いても表に出すことはなく、相手が別の道を選ぶなら静かに身を引く。守ることはできても、幸せにする責任は負えないという意識が強い。過度に献身的で、相手の望みを優先しすぎる傾向があり、恋愛関係においても世話を焼く立ち位置になりやすい。
関係者
エクサルのお目付け係。
バンノックを敬愛し信頼している。
シレノスを大切に思っている。
アズマリアが亡き妹の友人だった。
エイリークのフォロー役。
フォックスがご近所さんで兄弟のような友人。
昔ヴュールの剣を見ていた。
マグダレーナが命の恩人。
ユリアスが互いに触発し合う仲。
カメリアを子供のころから世話していた。
ディスクリートを叱ったり励ましたり世話を焼いている。
ポエット(レッセ)の秘密を知っている。
メレイーシャが死んだ弟の恋人だった。
その他設定
イメージCV
森川智之
イメージソング
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イメージカラー
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現代パラレル
黒田 実(くろだ みのる) ... SP。
モチーフ
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